省エネ設備施工研修施設「エネカリ テック スクエア」を開設～高い技術力を身に付け、イノベーションを創出できる人財を育成～

　東京電力グループTEPCOホームテック株式会社（本社：東京都墨田区、代表取締役社長：下司 知夫、以下TEPCOホームテック）は、2024年4月、東京都北区に住宅用省エネ設備※1の施工研修施設「エネカリ テック スクエア」を開設しました。
※1 創エネ、蓄エネ設備を含む、電気を効率的に利用し、電力会社から購入する電気を減らすことができる設備

■開設の背景

　昨今、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた社会的な取り組みが加速しており、東京都では、2025年4月から新築住宅等への太陽光発電システムの設置を義務化する条例が施行されるなど、太陽光発電システムや蓄電池などの住宅用省エネ設備の需要が急速に増加しています。
　一方で、建設業においては、住宅向け工事を含む建設業界全体における担い手の不足が懸念されるなか、2024年4月から「働き方改革」関連法が施行されるなど、働き方改革の推進と労働環境の改善が求められております。
　こうした背景を受け、当社としては、省エネ設備の施工技術や安全・品質にかかる知識を効率的、体系的に学ぶことができる環境を整備することを目的に、本施設を開設することとしました。

■エネカリ テック スクエアの特長

　本施設には、太陽光発電システム、蓄電池を中心に、省エネ設備の施工現場を再現した住宅構造のモックアップを設置しています。これを活用し住宅構造、省エネ設備の施工方法や工事の安全・品質等について研修を行うことができるため、実践的な技術の習得が可能となります。
　本施設を通じて、高い技術力を備え、イノベーションを創出できる人財の早期育成と、機器メーカーや住宅事業者、エネルギー事業者等との協業を通じた業界全体の課題解決や、新たな製品・サービスの開発を目指します。

■「エネカリ テック スクエア」の名称について

　「エネカリ」は、初期費用0円・月々定額で省エネ設備を利用できる当社のメインサービスの名称です。施設コンセプトである「テック スクエア」は、当社事業に関わる全ての皆さまが、人・企業・技術・文化が交流するこの場所で、自由なコミュニケーションを通じて、相互の刺激を受け、イノベーションを創出してほしいという思いが込められています。
　ロゴの緑色は、自然との共生、クリーンエネルギー推進を表現しています。


　今後「エネカリ テック スクエア」を、当社提携店や社員などの人財育成の拠点として積極的に運用し、高い技術力を通じてサービスの満足度向上を目指すと共に、当社事業に関わる皆さまにもご活用いただくことで、業界全体の課題を解決し、環境性の高い住宅の普及と脱炭素社会の実現を推進してまいります。

＜建物の概要＞

施設名称 ：　エネカリ テック スクエア
所在地 　：　東京都北区上中里2-31-12　大黒湯ビル2階
延床面積 ：　約337.76㎡